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<金融報道>ローゼングレン米ボストン連銀総裁

 

www.bloomberg.com

 

 

最近はFED高官の金融政策の方向性についての発言が目立ちますね。本日は、ローゼングレン米ボストン連銀総裁が後3回の利上げを支持しているとの発言を行っています。

 

報道によると、潜在成長率を超えるペースでの経済拡大が継続し、失業率も完全雇用状態の水準まで低下している状況を勘案し、米国経済が加熱するリスクを抑制するために、金融政策の正常化が必要だとのこと。

 

そして、極めつけはバランスシートの縮小を段階的に進めるのと同時に、政策金利を今年あと3回上げることを支持しているとのタカ派もびっくりな発言をしています。

大体市場では、60%の確率で2回の利上げが行われると予想していますが、その予想のさらに上を行く発言。なおかつバランスシート縮小も同時に行うと。

 

うーむ。

 

足元では原油価格の下落を背景にインフレ期待が低下し、実質金利が上昇する中にも関わらず、過度な利上げを行う(ないしは利上げ期待を高める)ことで、さらなるインフレ期待を押し下げる結果となり、最終的には引き締めが強まりすぎる可能性があると思います。ハードデータ・ソフトデータがやや弱まりつつある現状で、抑制されすぎているタームプレミアムが量的緩和解除と共に押し上げられえることで、よりさらに実質金利の上昇を招く可能性も否定できませんね。

 

幸い?なことに彼は今年のFOMC投票権を持っていないので、タカ派な潮流をFOMCに呼び込むには少し難があるのかなーと思っています。